管理番号 | 新品 :04388398 | 発売日 | 2024/04/24 | 定価 | 80,000円 | 型番 | 04388398 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
No.7 北海道 光竜鉱山3号ひ 多量の大粒エレクトラム-アグイラ鉱-超高品位帯状セレン銀黒(博物館級333g) 光竜鉱山は、西南北海道支笏湖北方に位置する小さな金銀鉱山で、明治30年代から平成初期まで断続的に高品位の金銀鉱石が採掘されています。 稀産銀鉱物を多産することで有名で、今までに下記金銀鉱物の産出が報告されています。 光竜鉱山産金銀鉱物 エレクトラム Electrum AuAg:金含有量Au26-66% 硫セレン銀鉱(アグイラ鉱) Aguilarite Ag4SeS :光竜鉱床の最も主要な銀鉱物 ナウマン鉱 Naumannite Ag2Se 含セレン砒雑銀鉱(含セレン砒ポリバサイト) Se-As-Polybasite (Ag,Cu)16(As,Sb)2(Se,S)11 輝安銀鉱 Miargyrite AgSbS2 ピアス鉱 Pearceite (Ag,Cu)16As2S11 淡紅銀鉱 Proustite Ag2AsS3 濃紅銀鉱 Pyrargyrite Ag2SbS3 含銀四面銅鉱 Ag-Tetrahedrite:銀含有量Ag24.1-25.3% 砒アラマヨ鉱 As-Aramayoite Ag(Sb,Bi)S2 :世界新産鉱物 マッキンストリー鉱 Mckinstryite Ag5Cu3S5 ジャルパ鉱 Jalpaite Ag3CuS2 注:輝銀鉱は産出しない 本品は昭和40年代に3号ひ坑内富鉱部で採集した光竜鉱山の特上鉱で、黒色の帯状銀黒部分には輝銀鉱ではなく、上記の微粒稀産銀鉱物が含まれる超高品位のセレン銀黒標本です。 ダイヤモンドソー切断面には微粒アグイラ鉱またはナウマン鉱が濃集し輝く銀色の点群として存在し、肉眼サイズ多量の自然金(エレクトラム)を随伴します。 本鉱山には輝銀鉱は産出しませんので、銀黒は硫セレン銀鉱(アグイラ鉱)、ナウマン鉱などの含セレン銀鉱物が主体です。 肉眼では識別困難ですが上記その他の稀産銀鉱物も随伴されているはずです。 また、ダイヤモンドソー切断面には、銀黒中に多数のエレクトラム粒や細長い粒が帯クリーム銀白色~金色に強く輝く点群として認められます。全体にエレクトラムの粒径は銀鉱物より大きい傾向があります。 特に大きなエレクトラムに富む部分に赤・黄・緑矢印を付けました。 非切断面(10枚目写真)には顕著な帯状銀黒が存在しても、肉眼では銀鉱物やエレクトラムの認識困難です。
本品は昭和40年代に3号ひ坑内富鉱部で採集した光竜鉱山の特上鉱で、黒色の銀黒部分には輝銀鉱ではなく、上記の微粒稀産銀鉱物が含まれる超高品位のセレン銀黒標本です。 ダイヤモンドソー切断面には微粒アグイラ鉱またはナウマン鉱が濃集し輝く銀色の点群として目視出来ます。 本鉱山には輝銀鉱は産出しませんので、銀黒は硫セレン銀鉱(アグイラ鉱)、ナウマン鉱などの含セレン銀鉱物が主体です。 肉眼では識別困難ですが上記その他の稀産銀鉱物も随伴されているはずです。 非切断面(10枚目写真)には黒色セレン銀黒は顕著に存在しますが、個々の銀鉱物の識別は困難です。