「相転移/そうてんい 時空の織り物#5」堤 進 2011年制作 小売 日本画 F4号

F4号 333×242×20㎜ 小品です。 パネルに雲肌麻紙 盛り上げ胡粉 岩絵具 箔 「相転移/そうてんい 時空の織り物#5」2011年制作 アクリルケース(世界堂の特注品です)による額装 相対性理論を表現しています。 箔を貼り込んでいるので光の加減で表情が変わります。 回転対称性を保存しています。天地左右は不同です。 ボトムアップのローアート/サブカルチャーこそ真のアートと考えています 価格は、作品をご覧になった皆さんの感情体験が反映されなければなりません。こちらで予め提示させて頂いている金額は、作業の時給換算と考えて下さい。年鑑、セドリ業者、評論家、「美を独占」する美大アカデミズム、学閥、団体閥など、アートワールドのエスタブリッシュメント(既得権益層)による重箱の隅をつつくような狭い世界観によって作品の価値は決められません。 (ひとこと) 極めてインプライベートな、やむにやまれぬ個々の表現(自己実現)は「通訳能」(芸術の終焉)です。平行する個々の継起的な営みの連続に、芸術史は切り刻まれ、粉砕されて(アートの量子化)、いまや、トップダウンのどんな学術的解釈も無効です。それぞれの作品解釈は、イディオロギー、哲学、宗教の領野に括られる事を拒み、元々別の次元で、いつも、作者、鑑賞者のリテラシーに因ると考えています。 芸術作品にブランド価値は無く、作者の略歴、真贋などにも意味はありません。出会った作品の佇まいとか、多彩で思いがけない感情体験とか、向き合ってどんな会話が弾んだか それが芸術の原点です。出会いと身体的痙攣(アラン)こそが芸術の全てと考えています。 複製技術時代(ベンヤミン)の印刷物には無い、直筆平面作品のアウラ(唯一無二)、オーラ(霊気)、リアリティー(作者のこだわり、試行錯誤、筆致など)を評価して頂けたらと思います。 (バンクシー批判) 絵画表現も自己実現なら、絵を破ることは リストカットと同じ、子供達といつもそう話しています。バンクシーは絵を破るのではなく小切手を破るべきだと思います。作品を作る痛みが感じられません。型紙から刷り出したようなイージーなレイヤー、軽くて浅い政治的コンセプト、押し付けがましいショー的な正義感、仕組まれて芝居じみた売り方、ストーカーのような匿名性、マーキングetc. 詭弁に満ちた現代アートの象徴と思っています。